コープネットは産地と協力し、栽培に適した土地で育てた
旬の農産品をお届けしています。

一大産地の誇りを胸に
静岡県・JAみっかび

JAみっかびは、この時期お届けするみかんの一大産地。江戸時代から続く栽培の歴史と向上・改善してきた技術で、時代に合ったおいしさのみかんをお届けしようと取り組んでいます。

静岡県 JAみっかび

温暖な気候と豊富な日照量、水はけがよい土地柄に恵まれ、おいしいみかんが育ちます。
現在、みかんを出荷しているJAみっかび三ヶ日町柑橘出荷組合の生産者は806人。若い後継者も育っている活気のある産地です。

JAみっかび
三ヶ日町柑橘出荷組合
青年部 部長 清水考一さん

求められるおいしさのために

父たちの代がブランドにした三ヶ日のみかん。私たちの世代は人口減という問題がある中、収穫量を保ってお届けを続けたいと思っています。JAみっかびのみかんは本来、酸味が強いのが特徴でした。甘いみかんが好まれる現在は、水を少しずつ与え酸味を落とすといった方法などで、時代の好みに合わせたみかんを作れるよう工夫しています。
お届けするみかんは、昨年12月半ばまでに収穫し、貯蔵庫で甘さを引き出したものです。選果場では糖度や外観をセンサーでしっかりとチェックしています。チェックした結果は生産者に伝えられ、生産に生かせるようになっています。

  • まず人の目で傷みや腐敗がないか確認します
  • 一つひとつ糖度や大きさ、形、外観をチェックできるライン。ピーク時は1日600tものみかんを選別します

食べてくれる人の 声に応えたい

JAみっかび三ヶ日町柑橘出荷組合では若い生産者の活動も盛んです。青年部が10年ほど前に立ち上がり、就農6年目の私も父からだけでない、いろいろな情報を得たくて参加しています。それまで仕事は出荷までと思っていましたが、青年部の活動を通じ、地元のスーパーでお客さんとふれ合うことで、食べてくれる人の声に応えていきたいと思うようになりました。
だから組合員の皆さんにも、声をどんどんいただきたいです。声に近づくよう作るのは、やりがいがあり、私のやるべきことだと気づいたんです。そして私たちのみかんをおいしいと言っていただければうれしいです。ぜひ、食べてみてください。

  • おいしいみかんのため、摘果を重要視している清水さん。お盆頃から12月半ばの収穫間際まで確認を続けます。
    「1つの実に栄養分が集中するよう、いい実も取ります。よりよいものを残すというイメージです」
  • 収穫しやすいよう木の背を高くせず、実らせるのが清水さんの方法
食料自給力を高めよう 産直 三ヶ日みかん(サイズ込) 700g(M~2L)  産直 青島みかん(サイズ込) 700g(M~2L)

コープと歩んで30年
一緒に育てるよりよいみかん神奈川県・小田原市橘出荷組合

コープと約30年のお付き合いがある小田原市橘出荷組合。
毎年バイヤーと年間栽培計画や農薬の使用履歴などを確認し、組合員さんに喜んでいただける作物の生産に努めています。

神奈川県 小田原市橘出荷組合

みかんを中心にレッドサニーオニオンなど、たまねぎの生産にも力を入れています。
組合員さんへ届くみかんは主に生産者の三邊(さんべ)さんが栽培したもの。太陽の光が良く当たる南側、海の見える標高約100mの水はけのよい畑で育てています。

生産者
三邊(さんべ)さんご夫妻

バイヤーの提案をいかしてしっかり管理

「小田原市はみかん栽培の土地としては気温や湿度が低く、みかんが病気にかかりにくい気候。だから、もともと農薬の使用は抑えていたんです」と話す三邊さん。そうしたみかん作りを見ていたコープのバイヤーが、農薬の使用や栽培管理について確認し合うことを提案しました。

  • バイヤー(右)が産地を確認。小田原市橘出荷組合を担当して約10年の上原バイヤー。果実栽培の結果は年に1回なので、一年一年の積み重ねが産地との関係や商品作りに大切です

厳しい指摘も栽培の励みに

三邊さんは「改めて農薬の使用や管理についてコープと約束したことで、例えば農薬を入れておく棚の施錠の徹底など、それまでよりぐんと意識が高まりました」と話します。
年に一度バイヤーと行う確認作業では、国が定める使用可能な農薬の変更の情報や、栽培に対するアドバイスを受けることもあります。「まだ自分に改善すべきことがあるということに気付かされます。厳しいご指摘もありますが、それがまた力になるんです」

組合員さんの笑顔を願って

三邊さんは「農業が大好き」で、手抜きをせずコツコツと作業を行う自分のやり方に誇りを持って取り組んでいます。手をかけた分、みかんはよく育つのだといいます。
「自然相手なので思い通りにいかないこともありますが、状況をコープが組合員さんに伝え、組合員さんも理解してご利用くださる。そうしたこともコープとのお付き合いの魅力ですね。わたしのみかんで、組合員さんのご家庭に笑いが増えるとうれしいです」。三邊さんは優しい笑顔で話してくれました。

ピーナッツの殻を地面に敷いて雑草予防。除草剤の使用を控えられるだけでなく、ふかふかな状態を保てるので足腰への負担も軽減

地面に見えるのはもみがら。甘いみかんが好まれる現在、小田原のみかんは酸味が強めなため、甘さが出るよう有機物を投入したり与える窒素量を少なくしたり、工夫を続けています

食料自給力を高めよう 産直 みかん(サイズ込) 2.2kg(S~2L)

貯蔵で甘く仕上げましたおいしさのかぎは草の力和歌山県・しもつコープファーム

産直産地の一つ、しもつコープファームは、コープながのと約35年のお付き合いがあります。この時期にお届けするみかんは2015年末までに収穫し、貯蔵庫で甘さを引き出したもの。生産者が栽培と貯蔵の技術でおいしく仕上げています。

和歌山県 しもつコープファーム

日当たりと水はけの良い傾斜地を利用した柑橘栽培が盛んで、現在約70名の生産者がみかん、中晩柑、キウイフルーツなどを栽培しています。

しもつコープファーム生産者の一人
戎(えびす)農園 戎茂生さん

戎(えびす)ご夫妻

ナギナタガヤの力を借りて

みかんの木と共生するナギナタガヤ

品質の良いみかんを安定的に作り続けていくためには、土作りからしっかり行い、元気な木を育てることが大切です。そこで我が家では草生栽培という、畑に草を共生させて土の力を高める栽培に取り組んでいます。ここ10年は「ナギナタガヤ」を利用。この草は春に生え6月に自然に倒れて枯れるという性質がある1年草で、枯れた後は肥料となって土を肥やし、養分をしっかり取り込める強い根を育みます。木は上に成長した分、根も同じくらい伸びていることが元気な証なんですよ。
また、枯れた草が敷き藁のように土を覆うことで雑草を生えにくくしてくれるため、除草剤の使用を抑えることもできるんです。農薬はできるだけ使わずに育てたいので、そのためにも草生栽培を採っています。
ただ、雑草をゼロに抑えることは難しく、草刈りは頻繁にしていますよ。

息子は良きライバルです

現在、約2haの畑を息子と分け、持ち場を決めて管理しています。頑張る息子の姿を見ると、私も負けられないと栽培に力が入ります。
今シーズンは雨が多く、厳しい一年でした。その中で、土作りから丁寧に行い、糖度が上がる9月には葉に直接養分を散布するなど、食味を落とさないよう取り組んできました。
みかん作りは苦労も多いですが、品質の良いものを作ることにやりがいを感じています。食べてくださる組合員さんのため、これからも息子と競い合いながら頑張っていきます。

みかん作りを共に頑張る息子さんご夫妻

貯蔵技術は下津の自慢

下津は貯蔵みかんの産地として有名。この地域で12月に収穫されるみかんは、畑ごとにある貯蔵庫で熟成させます。貯蔵することで酸が抜けて糖が立ち、甘くおいしいみかんになるんですよ。貯蔵庫は土壁で作られており、庫内の温度や湿度が一定に保たれています。

畑にある貯蔵庫。貯蔵期間は、毎日様子を見て空気を入れ替えています

食料自給力を高めよう 産直 みかん(サイズ込) 2.2kg(S~2L)