コープネットは産地と協力し、栽培に適した土地で育てた
旬の農産品をお届けしています。

寒い土地ならではの
味わいを育てる

お届けするキャベツは、昨年の秋に苗を植え、寒い冬を乗り越えたもの。この時期のキャベツは甘さがあるのが特徴です。生産者の一人、JA新潟みらいの小林茂樹さんにその甘さのわけをうかがいました。

JA新潟みらい

阿賀野川流域の肥沃な土地柄に恵まれ、作物がよく育つ養分を多く含んだ土壌が自慢。
生産者の中には20~30代の若手も多くいます。ベテランも一緒に栽培や出荷に関する情報交換を盛んに行い、皆一丸となって産地を盛り上げています。

JA新潟みらい生産者 小林茂樹さん

寒いからこそのいいところ

今回組合員さんへお届けするのは昨年の9月に苗を畑に植えたものです。寒い時期を越えて育つキャベツは甘さが出るのはもちろん、病害虫の発生も少ないので10月下旬から農薬を使わずに済むんですよ。成長期の冬の間は、キャベツが埋まるほど雪が降りますが、その中でじっくりとキャベツが寒さから自身を守るために糖質を蓄えるんです。それで甘みが強く、やわらかさの中に歯応えもある葉が育つんです。
また、より甘くてやわらかいキャベツをお届けできるよう、JAがすすめる有機質の肥料を主体に与えています。でも、肥料も多すぎると逆効果になってしまうので加減に注意しています。

勉強を続けて栽培技術を高める

栽培については父親から教わってきました。聞いた通りにやってもうまくいかないことも多く、感覚として身についたと思えるまでは20年くらいかかりましたね。就農32年になる今でも完璧ではなく、より良い方法はないか考えたり、新しい情報を手に入れようとする姿勢が必要だと感じています。
一番気を配るのは虫予防のタイミングです。最近は地球温暖化の影響で、昔はなかった虫の害が出るようになっています。畑をよく見回り、細かな変化を見逃さずに防ぐことが大事なんです。

組合員さんのために毎日が“挑戦”

私にとってキャベツ栽培は、毎日変わる気候への“挑戦”です。心の奥では不安もありますが、そんな中でも栽培を続けたい、と思えるのは、組合員さんが楽しみに待ってくれているからです。毎年コープの組合員さんにお届けできるのがうれしいんです。
この時期の甘みを楽しむには、お好み焼きにたっぷり入れるのがおすすめです。ほかにもざく切りにして蒸したり、浅漬けにしたり、シンプルな料理でキャベツ自体の味を楽しんでいただければと思います。ぜひ、食べてみてください。

  • 収穫の様子。中までしっかり葉がまいた
    キャベツです
食料自給力を高めよう キャベツ 1個(M~L)

環境に優しい栽培で
健康なキャベツに

愛知県のキャベツ生産は全国一。その中でも豊橋市から渥美半島にかけてはキャべツの一大産地です。今回は産直産地の一つ・JA愛知みなみの生産者である大羽さんご夫妻をご紹介します。

JA愛知みなみ

年間を通して温暖な気候で“常春半島”とも呼ばれる愛知県南部の渥美半島に位置。それを名の由来にした「常春部会」のメンバー約420人がキャベツを生産。水はけがよく、霜が降りても強い北風で飛ばされるため、真冬でも地温が暖かく、キャベツが傷みません。1968(昭和43)年に通水した豊川用水を使って必要な時に水を与えることができ、みずみずしいキャベツが育ちます。

JA愛知みなみ生産者大羽秀敏さん、千鶴さんご夫妻

産地をあげて取り組む
環境に優しい栽培

私たちの産地では生産者みんなで、化学合成農薬や化学肥料の使用を抑え、環境に配慮したキャベツ作りに取り組んでいます。
私は周りの畜産農家から出る牛ふんで作った堆肥を1年おきに入れて土作りをしています。そうすると土が健康になり、キャベツも病害虫に負けない丈夫なものが育ちます。結果、化学合成農薬の使用も減らせるんですよ。

同じ時期でも毎年変わる作業

キャベツ作りで心を配るのは、毎日変わる天候に合わせて適切な作業をタイミング良く行うこと。9月中旬に苗を畑に植えた後、昨シーズンは雨が多かったので、中耕(畝(うね)を作って水がたまらないようにする作業)を2回したのですが、今シーズンは台風も来なかったので、その作業は1回でした。10月は雨が少なかったので、水をまいて畑の状態を整えました。

寒さに負けないよう蓄えた甘み

お届けするのは、寒い時期を乗り越えたキャベツ。寒いのでゆっくり成長するのに加え、キャベツが寒さから身を守るために糖質を蓄えるので甘みが強く、やわらかさの中にある歯応えも魅力です。私はキャベツそのままの味を楽しみたいので千切りにして食べるのが好きです。温野菜にするのもおすすめ。今年もしっかり育てたので、おいしいものをお届けできる自信があります。ぜひ、たくさん食べてください。

  • 一玉ずつ確認しながら手作業で収穫
  • 一面に広がる大羽さんのキャベツ畑
食料自給力を高めよう 産直 キャベツ(愛知県産) 1個(M~L)

喜びの積み重ねが
栽培の力

千葉県はキャベツの生産が盛んです。中でも産直産地の一つであるJAちばみどりは、一大産地。今回は、生産者の一人・椎名正さんをご紹介します。

JAちばみどり

銚子市・旭市など、関東平野の最東端の地区が管内。土地は関東ローム層の粘り気がある赤土で肥料が流れにくいため、作物が丈夫に育ちます。
キャベツは冬でも温暖な気候を生かして栽培。特に「春系」と呼ばれる葉がやわらかいキャベツの生産にこだわり、10~6月に渡って出荷しています。

JAちばみどり生産者 椎名正さん

仲間の畑のことにも気づかい

銚子はキャベツ作りが盛んで他産地からの見学なども多く、誇りを持って栽培しています。安全・安心に対する意識も高いです。
JAグループ千葉を中心として千葉県内の産地では、収穫時期を迎えた畑に桃色の旗を立てて周囲にそれを知らせる「桃旗(ももばた)運動」に取り組んでいます。収穫前の作物に農薬が飛散しないよう、近所の生産者に農薬の使用に注意を促します。皆でお互いの畑のことも気づかっているんですよ。

どんな状況でもしっかり対応

私の畑は銚子に数カ所あって、それぞれ気温や風の吹き方が違うので、育てる品種や時期を変えています。キャベツ作りは約42年になりますが、一番心掛けているのは、適切な作業をタイミング良く行うことです。今は、肥料の追加や病害虫予防の薬を使う時期がほぼ頭に入っています。でも、それが感覚として身につくまでには、20年以上かかりました。

努力を続けおいしいキャベツを

いつもキャベツのことを気にして、おいしくなるよう努力しています。何度収穫を迎えても、大きくて丸みのあるキャベツがとれたときはうれしく、次のシーズンも頑張ろうという力になります。その喜びを感じるためにも、コツコツと努力を続け、あと10年はキャベツ作りをしたいですね。
今シーズンは成長期に気温が高く順調に育ちました。ぜひ、私たちのキャベツを食べてみてください。

  • 畑で笑顔の椎名さん。後ろに見える桃色の旗が収穫を迎えた畑の合図
  • 間もなく収穫を迎えるキャベツ
食料自給力を高めよう 産直 キャベツ(千葉県産) 1個(M~L)

家族3代 力を合わせて

愛知県のキャベツ生産は全国一。その中でも豊橋市から渥美半島にかけてはキャべツの一大産地です。今回は生産者の一人・JA豊橋の高橋俊之さんをご紹介します。

JA豊橋

土地は平坦で水はけがよく、霜が降りても強い北風で飛ばされます。そのため、真冬でも地温が暖かく、キャベツが傷みません。1968(昭和43)年に通水した豊川用水を使って必要な時に水を与えることができ、みずみずしいキャベツが育ちます。

JA豊橋生産者 高橋俊之さん

代々続く畑をいかしたくて

一昨年、別の土地で会社勤めをしていましたが、祖父母、両親が守ってきた畑をなくしたくないと思い、戻ってきました。この土地で育ちましたし、周りの家や友人も農家が多いので、私にとって農業は特別な仕事ではなく身近なものなんです。今は80代の祖父母、両親と一緒に作業しています。

天候に負けないよう重ねる工夫

農業で大変だと思うのは、常に変わる天候に対応するため作業が左右されることですね。台風が来たり雨が続くときは、畑に水がたまらないよう畝(うね)を作ったり、水で流されることなども考えて与える肥料を調整したり、キャベツが元気に育つようタイミングの合った作業を心掛けています。
それらを考えるのは、大変な反面、面白さでもあると感じています。今シーズンは秋に雨が少なく気温が高かったので順調に育ち、ほっとしています。

おいしいキャベツを
たくさんお届けしたい

私はキャベツ作りを始めて2年。まだ父に教えてもらうことが多いですが、いずれは私が代表となって高橋家のキャベツ作りを引っ張っていかなくてはなりません。畑を増やして家族以外の人にも入ってもらい、規模を広げたいという夢もあります。それを叶えるためにも、よりおいしいキャベツの作り方や運営方法などを研究していきたいと思っています。
ぜひ、私たちのキャベツを食べてみてください。

  • 高橋さんご家族。後列中央が俊之さん
  • 収穫、箱詰めの作業。
    日が暮れる直前まで続けます
食料自給力を高めよう キャベツ1個(M~L)