美瑛の気候と家族の力で作る
ほっこり北あかり

外山さんご家族。中央が貴司さん

北海道美瑛町(びえいちょう)道央馬鈴薯(どうおうばれいしょ)出荷グループ
外山貴司(とやまたかし)さん

美瑛ならではのおいしさを

美瑛はじゃがいもの栽培に適した地。じゃがいもは日中に葉で作り出した養分を、夜になるといもへ送ります。美瑛では夏でも冷涼な気候のため、暑さでじゃがいもの養分が奪われることなく、しっかりといもに蓄えられるのです。この恵まれた気候とじゃがいもが育つ力を生かしておいしく育てられないかと、13年前に農薬や化学肥料を抑えた栽培に挑戦したんです。初めは、収穫量が落ちることもあり苦労しました。でも諦めずにやり続けたことで、より味にこだわったじゃがいもができました。
今では、グループ全員で農薬や化学肥料を抑えた栽培に取り組んでいます。私たちが作ったじゃがいものほくほくとした食感をぜひ味わっていただきたいです。

7月は「北あかり」の花が満開を迎え、畑一面、うす紫色に染まります

想いを一つに作り続ける

我が家では、妻と息子と3人で畑を管理しています。おいしいじゃがいもを作るために想いを一つに取り組んでいるので、細かく確認しなくても同じ目線で作業ができることが強み。だからこそ、安定した品質でお届けできるのです。これからも家族3人で力を合わせて、組合員さんに喜んでいただける味を作り続けます。

収穫しながら極端に形が悪かったり傷みのある、いもを粗選別し、コンテナに詰めていきます

道央馬鈴薯出荷グループ
美瑛町では、寒暖差の大きい気候と広大な丘陵地帯をいかし、複数の作物をローテーションして育てる輪作(りんさく)が盛ん。じゃがいもは輪作の中心となる作物の一つです。道央馬鈴薯出荷グループでは、5名の生産者が「北あかり」を栽培。人にも環境にもやさしいじゃがいも作りに取り組んでいます。

土作りと貯蔵の工夫で
自慢の北あかり

加納さんご夫妻

北海道士幌町(しほろちょう)加納農場
加納文一(かのうぶんいち)さん

おいしいじゃがいもを
お届けするために

私は、大豆かすなど有機質を自家配合した堆肥での土作りに力を入れています。有機質の肥料は化学肥料に比べ時間をかけて作用します。じゃがいもは土の養分を吸収しながら健康で病気にかかりにくいものに育ち、ゆっくりとおいしさのもとになるでんぷんを蓄えていくんです。
また、収穫後も工夫をしています。収穫したては水分が多く傷みやすいため、一般的に室内で機械から風を送るなどして水分を飛ばし、水分量を調整します。私は、それを屋外で行うことで程よい水分量に仕上げています。さらに乾燥後の貯蔵庫内の床の土には、湿度を適度に保つ火山灰を使用。貯蔵時のじゃがいもの水分量を守り、おいしさを長持ちさせています。

屋外での乾燥の様子。この中にじゃがいもが入っています

“産直”の魅力は組合員さんの存在

コープの産直産地であることは、自分の作った作物が組合員さんに届き、どんな人に食べてもらえるかが分かっているのがいいですね。組合員さんの「おいしかった」といった声もコープの担当者などを通して知ることができます。こうした声が聞こえる関係は、栽培を続けていく励みになります。これからも私のじゃがいもで組合員さんに喜んでいただきたいです。

加納農場
加納農場は十勝地方の北部、士幌町にあります。広大な畑と昼夜の大きな寒暖差をいかし、じゃがいも、麦、ビートなどを生産しています。栽培しているじゃがいもは、今回紹介している北あかりのほか、男爵、北海こがね、メークインなどがあります。

知恵から生まれる
“丘のまち”のおいしさ

佐藤さんご家族。後列右が晋一さん

北海道美瑛町丘のまち馬鈴薯出荷組合
佐藤晋一(さとうしんいち)さん

父の経験を自分のものに

じゃがいも栽培に関わって約25年。最初は、父から作業について細かい指導を受けました。たとえば、この辺りは丘に囲まれた傾斜地だから、どこも同じように耕してはいけないこと。状況に合わせた対応が必要だと教えられました。当時は面倒に思うこともあったのですが、今はそのおかげでしっかり基礎が身に付いたと感じています。父の約50年積み重ねてきた経験に、そう簡単にはかないません。今でも迷った時は相談します。少しでも多くの知恵をもらって、自分のものにしたいです。

畑の周りに丘が続いています

土壌を分析して適切な栄養素を

質のよい北あかりをたくさん実らせるには、土作りが重要です。私たちは毎年9、10月ごろ、翌年に育てるじゃがいものために畑の土壌を分析。不足している栄養素を補って成分バランスがよくなるよう、与える肥料などの計画を立てています。
私たちの北あかりで組合員さんに喜んでいただけるよう取り組んでいます。

生産者のみなさん。力を合わせています

丘のまち馬鈴薯出荷組合
十勝岳の麓、丘に囲まれた場所にある畑は昼夜の寒暖差が大きく、じゃがいもの栽培に適しています。じゃがいもは北あかりのほか、男爵を栽培しています。
ほくほくした食感が魅力の北あかり 蒸かしいもをレンジで簡単に! 産直 じゃがいも(北あかり)レンジで!蒸かしいもボックス付 1.5kg(サイズ込)
  • ※一度加熱したじゃがいもは、発煙・発火等の原因となる恐れがあるため、
    添付のボックスを使用して再加熱しないでください。

一年一年を積み重ね
よりおいしいたまねぎを

十河さんご家族。中央が学さん、左が息子の孝行さん

北海道JA十勝池田町蔬菜生産組合玉ねぎ部会
十河学(とがわまなぶ)さん

炭の活用で健康なたまねぎに

私は、玉ねぎ部会発足時からのメンバーです。約25年間、次の1年は前の1年よりももっとよいたまねぎを作ろうと、部会のみんなと相談しながら栽培してきました。
農薬や化学肥料の使用を抑えた栽培に取り組んでいる部会では、昨年から部会員全員で炭を入れた土作りをしています。炭がよい微生物のすみかになるなどの理由で、以前から私のほかにも利用している部会員がおり、たまねぎが健康に育つことを感じていました。さらに、池田町は昔から炭作りが盛んな所。地元の炭工場が炭釜にたまる細かい炭の処理に悩んでおり、みんなでその炭を有効活用することになったんです。

土に入れている炭

息子も一緒に進歩し続けたい

8年ほど前から、わが家のたまねぎ作りには息子が関わるようになりました。数年前までは私が指示したことをこなすだけでしたが、最近はわかってきたかな、というところまできました。畑の様子を見て虫が出ていることにいち早く気づき、作業の提案をしてくるなど積極性が増してきたんです。先が楽しみですね。息子と協力して新しいことにも挑戦し、これからも進歩していきたいです。

根切り作業。たまねぎがちょうどいい大きさになったタイミングで根を切り、栄養・水分を断って成長を止め、形を整えます。また、乾燥を促して皮を黄金色にする働きも

JA十勝池田町
池田町は十勝平野の東部にあります。昼夜の寒暖差が大きい気候が、たまねぎの栽培に適しています。
蔬菜生産組合玉ねぎ部会には16軒が所属。部会全体で安全、安心、おいしさを追求しながら生産に励んでいます。
産直 たまねぎ 1.8kg(サイズ込) 産直 たまねぎ 1.2kg(サイズ込)